第11回 原子力の安全管理と社会環境 ワークショップ


ワークショップ名称および主催・共催


名称:第11回「原子力の安全管理と社会環境」ワークショップ
主催:日本原子力学会 社会・環境部会/ヒューマン・マシン・システム研究部会
   日本品質管理学会
   グローバルCOEプログラム「世界を先導する原子力教育研究イニシアチブ」(東京大学原子力国際専攻)
後援:原子力安全・保安院、原子力安全基盤機構
協賛:日本保全学会、特定非営利活動法人シンビオ社会研究会


開催目的


 原子力施設の安全を確保するためには、施設・設備のハードの健全性を中心とした安全規制だけでなく、運営管理などの人的要因にも目を配る、いわゆるソフト面の安全規制が重要であると認識されて久しい。これまでソフト面での安全確保に関して、多くの研究開発が行われ、また規制制度も見直されてきたにもかかわらず、トラブルや不祥事は減っていない。そこで、原子力の安全管理と社会環境に関する研究開発の現状と課題、事業者と規制当局の関連する事項の実施状況と課題などを持ち寄り、関係者の共通認識とした上で、行うべき研究開発の課題や方向性、事業者や規制当局が実施すべき事項などを充実するための手がかりとしたい。
 本ワークショップは、上記の趣旨で平成19年3月8日に第1回を開催して以来、今回で11回目となる。今回は、これまでこのワークショップと並行して、(独)原子力安全基盤機構で5年間にわたって検討が進められてきた「ヒューマンファクターを主体とした安全管理技術に関する戦略マップの作成」プロジェクトの成果報告を行うとともに、2部構成のパネルディスカッションを行う。これを通じて、東日本大震災に伴う東京電力(株)福島第一原子力発電所の事故を経験した今、ヒューマンファクター、品質管理、社会技術というソフト面の研究開発が、原子力の安全確保と信頼・理解の醸成にどのように関わり、今後どのように進められるべきかについて、多くの方々とともに議論したい。


開催日時・場所等


日時:平成24年3月12日(月) 13:00~17:30
場所:東京大学 武田ホール


プログラム


13:00~13:05 開会挨拶・趣旨説明
13:05~15:00 【第1部】「原子力施設における安全性の確保」
 成果報告(1) 「安全性確保に関わる戦略マップと今後の課題」
                滝田 雅美(原子力安全基盤機構)
 パネルディスカッション
         コーディネーター 首藤 由紀(社会安全研究所)
         パネリスト 北村 正晴(東北大学)
                中條 武志(中央大学)
                古田 一雄(東京大学)
                山本 哲也(原子力安全・保安院)
15:15~17:10 【第2部】「原子力施設に対する信頼・理解の醸成」
 成果報告(2) 「信頼・理解の醸成に関わる技術・人材マップの作成」
                齋藤  朗(社会安全研究所)
 パネルディスカッション
         コーディネーター 木村  浩(東京大学)
         パネリスト 飯塚 悦功(東京大学)
                大橋 智樹(宮城学院女子大学)
                村部 良和(日本原子力発電)
17:10~17:25 まとめ 根井 寿規(原子力安全・保安院)
17:25~17:30 閉会挨拶 飯塚 悦功(東京大学)


ワークショップ報告書について


 本ワークショップの資料および講演記録をまとめた報告書の作成および管理は、株式会社NV研究所に委託しております。作成のための実費として、報告書1冊(1回分のワークショップの資料および講演記録が含まれます)に付き1,000円でご提供しておりますので、ご利用ください。
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