第13回 原子力の安全管理と社会環境 ワークショップ レジリエントな組織はQMSで作れるのか
ワークショップ名称および主催・共催
名称:第13回「原子力の安全管理と社会環境」ワークショップ
主催:日本原子力学会 社会・環境部会
日本原子力学会 ヒューマン・マシン・システム研究部会
日本品質管理学会
開催目的
第13回目となる今回のワークショップでは、「レジリエントな組織はQMSで作れるのか」に論点を絞って議論する。2003年に原子炉等規制法に基づく実用炉規則が改正・施行され、原子力安全のための品質保証が要求されるようになってから既に10年、事業者においてはJEAC 4111に基づくQMS(品質マネジメントシステム)が構築・運用されている。他方、2011年の東日本大震災にともなう福島第一原子力発電所の事故以来、レジリエントな(回復力のある)組織の重要性が着目されている。
本ワークショップでは、異なった領域の実務家・専門家からの講演・事例発表をいただいた上でパネルディスカッションを行い、QMSの枠組みを活用しながらレジリエントな組織を目指すことは可能なのか、どのような課題があり、その克服に向けてどのような実践が求められるのか、規制機関や社会はどのように向き合うべきなのかなどを明らかにする。
開催日時・場所等
日時:平成25年3月16日(土) 13:00~17:30
場所:東京大学 武田ホール
プログラム
13:00 開会あいさつ
13:05 話題提供
(1)安全文化をQMSに実装するためにどうするか(30分)
倉田 聡(原子力安全推進協会)
(2)震災対応がどこよりも迅速だった理由-改革の10年が産み出したもの-(30分)
玉浦賢二(日産自動車)
(3)安全のためにヒューマンファクターをどう管理すべきか-レジリエントなシステムを求めて-(30分)
小松原明哲(早稲田大学)
(4)品質保証におけるマネジメントシステムの役割と意義(30分)
飯塚悦功(東京大学)
15:25 パネルディスカッション
コーディネーター 中條武志(中央大学)
パネリスト 上記4人の話題提供者
安田克明(日産自動車)
北村正晴(東北大学)
17:25 閉会あいさつ
ワークショップ報告書について
本ワークショップの資料および講演記録をまとめた報告書の作成および管理は、株式会社NV研究所に委託しております。作成のための実費として、報告書1冊(1回分のワークショップの資料および講演記録が含まれます)に付き1,000円でご提供しておりますので、ご利用ください。
■株式会社NV研究所内の報告書管理へのリンク
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