第3回 原子力の安全管理と社会環境 ワークショップ


ワークショップ名称および主催・共催


名称:第3回「原子力の安全管理と社会環境」ワークショップ
主催:日本原子力学会 社会・環境部会/ヒューマン・マシン・システム研究部会
   日本品質管理学会
   グローバルCOEプログラム「世界を先導する原子力教育研究イニシアチブ」(東京大学原子力国際専攻)
後援:原子力安全・保安院、原子力安全基盤機構
協賛:日本保全学会、特定非営利活動法人シンビオ社会研究会


開催目的


 原子力施設の安全を確保するためには、施設・設備のハードの健全性を中心とした安全規制だけでなく、運営管理などの人的要因にも目を配る、いわゆるソフト面の安全規制が重要であると認識されて久しい。これまでソフト面での安全確保に関して、多くの研究開発が行われ、また規制制度も見直されてきたにもかかわらず、トラブルや不祥事は根絶されていない。そこで、原子力の安全管理と社会環境に関する研究開発の現状と課題、事業者と規制当局の関連する事項の実施状況と課題などを持ち寄り、関係者の共通認識とした上で、行うべき研究開発の課題や方向性、事業者や規制当局が実施すべき事項などを充実するための手がかりとしたい。
 上記の趣旨で平成19年3月8日に第1回、同年9月12日に第2回のワークショップを開催したが、今回は特に人間信頼性に焦点を当て、ヒューマンファクター及び品質管理の側面からの講演とパネルディスカッションによる第3回目のワークショップを開催する。


開催日時・場所等


日時:2008年3月10日(月) 13:00~17:00
場所:東京大学 武田ホール


プログラム


13:00~13:10 開会挨拶
13:10~14:25 【セッション1 ヒューマンファクター分野】
 講演1 「伊方発電所におけるヒューマンエラー防止への取り組みについて」
                宮本 利彦(四国電力)
 講演2 「リスク解析におけるヒューマンエラーや組織事故の取り扱い方について」
                氏田 博士(エネルギー総合工学研究所)
 講演3 「発電所の現場における教育訓練の現状及び更なる改善」
                堀江  明(東京電力)
14:40~15:45 【セッション2 品質管理分野および全般】
 講演4 「ヒューマンエラー未然防止活動と小集団改善活動」
                中條 武志(中央大学)
 講演5 「組織構造とヒューマンファクタとの関係について」
                田中 健次(電気通信大学)
 講演6 「ヒューマンファター、品質管理、社会技術領域の総合技術マップづくりについて」
                牧野 眞臣(原子力安全基盤機構)
15:50~16:55 【セッション3 パネルディスカッション】
         座長    中條 武志(中央大学)
         パネリスト 宮本 利彦(四国電力)
                氏田 博士(エネルギー総合工学研究所)
                堀江  明(東京電力)
                田中 健次(電気通信大学)
                牧野 眞臣(原子力安全基盤機構)
16:55~17:00 閉会挨拶 圓川 隆夫(東京工業大学)


ワークショップ報告書について


 本ワークショップの資料および講演記録をまとめた報告書の作成および管理は、株式会社NV研究所に委託しております。作成のための実費として、報告書1冊(1回分のワークショップの資料および講演記録が含まれます)に付き1,000円でご提供しておりますので、ご利用ください。
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