第4回 原子力の安全管理と社会環境 ワークショップ


ワークショップ名称および主催・共催


名称:第4回「原子力の安全管理と社会環境」ワークショップ
主催:日本原子力学会 社会・環境部会/ヒューマン・マシン・システム研究部会
   日本品質管理学会
   グローバルCOEプログラム「世界を先導する原子力教育研究イニシアチブ」(東京大学原子力国際専攻)
後援:原子力安全・保安院、原子力安全基盤機構
協賛:日本保全学会、特定非営利活動法人シンビオ社会研究会


開催目的


 原子力施設の安全を確保するためには、施設・設備のハードの健全性を中心とした安全規制だけでなく、運営管理などの人的要因にも目を配る、いわゆるソフト面の安全規制が重要であると認識されて久しい。これまでソフト面での安全確保に関して、多くの研究開発が行われ、また規制制度も見直されてきたにもかかわらず、トラブルや不祥事は根絶されていない。そこで、原子力の安全管理と社会環境に関する研究開発の現状と課題、事業者と規制当局の関連する事項の実施状況と課題などを持ち寄り、関係者の共通認識とした上で、行うべき研究開発の課題や方向性、事業者や規制当局が実施すべき事項などを充実するための手がかりとしたい。
 上記の趣旨で平成19年3月8日に第1回ワークショップを開催して以来、今回で4回目となる。今回は特に社会技術に焦点を当て、情報の共有・公開をトピックとし、医学分野での情報共有事例を知り、領域の異なる専門家同士の意見交換を通じて、原子力界の健全な発展に資する。


開催日時・場所等


日時:平成20年9月26日(金) 13:00~17:35
場所:東京大学 武田ホール


プログラム


13:00-13:05 開会挨拶・趣旨説明
13:05-15:35 講演
 講演1 「原子力安全規制における情報の共有と公開」
                山本 哲也(原子力安全・保安院)
 講演2 「ヒューマンファクターを主体とした安全管理技術に関する課題の抽出と整理(人材・技術マップの作成)について」
                首藤 由紀(社会安全研究所)
 講演3 「事故・不祥事を起こしにくい組織に共通の運営体質・文化」
                飯塚 悦功(東京大学)
 講演4 「原子力リスクの社会的構成とヒューマンファクタ」
                北村 正晴(東北大学)
 講演5 「情報公開と信頼のパラドックス」
                土屋 智子(電力中央研究所)
 講演6 「医学研究における住民参加・患者参加の試み:情報共有と双方向コミュニケーション」
                中山 健夫(京都大学)
15:50-17:30 パネルディスカッション「信頼獲得に向けた情報公開とはどうあるべきか」
         コーディネーター 堀井 秀之(東京大学)
         パネリスト 工藤 健二(東京電力)
                飯塚 悦功(東京大学)
                北村 正晴(東北大学)
                土屋 智子(電力中央研究所)
                中山 健夫(京都大学)
17:30-17:35 閉会挨拶 中條 武志(日本品質管理学会)


ワークショップ報告書について


 本ワークショップの資料および講演記録をまとめた報告書の作成および管理は、株式会社NV研究所に委託しております。作成のための実費として、報告書1冊(1回分のワークショップの資料および講演記録が含まれます)に付き1,000円でご提供しておりますので、ご利用ください。
 株式会社NV研究所内の報告書管理へのリンク





All Rights Reserved, Copyright (C) 2012 Hiroshi KIMURA.