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2006年度は、第1回原子力学会員調査を実施しました。

調査概要


第1回学会員調査

名 称:エネルギーと原子力に関するアンケート
時 期:2007年1月31日~2月21日
対 象:日本原子力学会員
方 法:無作為抽出 1400名に対し、郵送調査
回収数:559名(回収率39.9%)


分析結果の概要


専門家調査の分析結果

 学会員回答者は原子力発電に対する関心が高いことがわかった。これは他の事柄と比較しても高い。また、原子力の有用性を認め、利用してゆくべきと考えている。また、原子力発電については安心感を有しており、放射性物質の漏洩による死者が発生するような事故は起こらないと認識している。
 原子力発電の利用は、地球温暖化の防止に有用であり、代替手段がなく、原子力発電の利用なくしては電力が不足すると認識している。さらに、核燃料サイクルに取り組むべきと考えている。また、原子力に携わる人たちを信頼する傾向がある。一方で、高レベル放射性廃棄物の最終処分場を早急に決めるべきと考えながら、当分の間は決定できないと認識している。
 さらに、今後の政策として、原子力発電を推進して地球環境問題(おそらくは地球温暖化)に対処し、一方で省エネルギーを進めたいと考えている。一方で、今後、火力発電に頼ることに対しては一歩引いている。
 原子力に関する情報についての結果を以下に示す。学会員回答者は原子力発電に関する情報は公開されていると感じられている。原子力に関する情報源としては、新聞記事、インターネット、書籍・専門書が多く利用されている。
 新聞記事は、情報の入手容易性、情報獲得に使用する情報源において支持を得ているが、情報の正確性、情報の信頼性、情報のわかりやすさの観点からは評価が低い。インターネットについては、情報の入手容易性、情報獲得に使用する情報源、情報のわかりやすさの観点では、他の情報源と比較してももっとも高評価である。また、情報の正確性、情報の信頼性の面でも、書籍・専門書に続き高い評価を有する。書籍・専門書は、情報の正確性、情報の信頼性の観点では、他の情報源と比べ、もっとも高い評価を有する。


調査票、単純・クロス集計、分析結果の詳細